6等星のような輝きを

人生後期を自分らしく清々しく生きること。四季のある人生を。

[50代]自分の居場所

50代で二度目の転職をした。
正確には50歳で一度目、52歳で二度目の転職だ。

人生最後の転職のはずだった一度目で失敗し、
こんなはずじゃなかったと途方に暮れた。

もう失敗は出来ないと強い決意で転職活動を再開。
選ぶ立場にはないが、自分に合う会社かは
面接の際に肌で感じるようにした。

そして私のキャリアを評価してくれる会社に出会い、
50代で二度目の転職活動に終止符を打った。

今度は大丈夫と自分に言い聞かせても、
入社日が近づくと不安になった。

初出勤日は52歳でも緊張する。
ただドーンと構えるように心掛けた。
もういい大人だから。

こちらはとても緊張して迎えた初出勤日だったが、
毎月何人も転職してくる会社側にとっては
特別なことではなかった。

人事のオリエンテーションを終えると
所属部署へ案内された。

直属の上司は年下の女性だった。
控えめで話やすいタイプでほっとした。
職場の雰囲気も穏やかで肌に合う気がした。

転職して一ヶ月、異業種のため戸惑うことも多い。
だけど、職場の雰囲気やスタッフの人柄は
自分に合っているように思う。

50代での転職のため所属部署での年齢順は
上から数えた方が早い。

つまり、期待されている訳だし、結果も求められる。
だから、早く結果を出さなければならないという
プレッシャーはある。

ただ一方で、「自分の居場所」を見つけられたような安堵感もある。

これからは楽をするより、苦しくてもやり甲斐や
達成感を大事に仕事と向き合う。

50歳を過ぎ、定年も見えると働ける喜びもある。
自分のことだけじゃなく、周りから必要とされる
人にこれからはなりたい。

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就学旅行に行っている娘から写真が届いた。
楽しくやっているようだ。

人生を楽しんでいる。
それでいい。

修学旅行中の娘からの写真、楽しそうな影。