6等星のような輝きを

人生後期を自分らしく清々しく生きること。四季のある人生を。

[50代]こんな会社辞めて やった

「こんな会社、絶対に辞めてやる!」と思ったのは
昨年9月で入社2ヶ月後のことだった。

50歳でサラリーマン最後の転職のつもりだった。
それが入社2ヶ月後にはまた転職活動をすることに。

転職したばかりでまた転職活動をするのには誰もが
納得する理由が必要だし、採用する側も警戒する。
とても気が重かったが、今の会社で我慢するのはもっと嫌だった。

転職サイトに登録していた情報を更新した。
自分の希望職種の募集があれば取り合えず応募した。
書類審査が通らなければ、転職活動は始まらない。
悲しいことに選ぶ立場にない。

書類審査の通過率は2~3%程度だったと思う。
書類審査で落ちるのは当たり前になっていた。
面接に進めるだけで嬉しかった。

50代で2度目の転職活動は思っていた以上に難しい。
面接にこぎつけても、面接官の見る目は厳しい。
同じような経験値なら企業は若い人を選ぶ。

企業が求めるポジションに圧倒的にフィット
しなければ決まらない。

ところが・・・、捨てる神あれば拾う神あり。

私の経歴を面白がってくれる企業に出会えた。
面接では話が弾み、すぐにでも来て欲しいという
雰囲気。でも内定が出るまでは分からない。

これまでにも現場の人と話が弾むことはあった。
ところが最終面接に出てくる役員は全く別の角度から
見定めようとしてくる。

これまでも最終面接で落ちることが多く、
その度に大きく落胆した。

しかし、今回は違った。
最終面接でも面接官と意気投合した。
「うちに欠けているピースだね」と言ってくれた。

とても嬉しかった。
この会社で自分らしく働き貢献したい。
純粋にそう思った。

内定通知書が届いた。
入社手続きを進めると同時に退職手続きも進めた。
こんな会社辞めて やった。

今度こそサラリーマン人生最後の転職にする。

そんな決意を胸に、
一日一日を大切に、
新たな挑戦をする毎日にしたい。

同じような境遇にある人には
どうか諦めずに活動だけは続けて欲しい。
切にそう願う。

ときどき天使は気まぐれにほほ笑むから。

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一葉落ちて天下の秋を知る。

暑い暑いと言いつつ、
朝夕はクーラーなしても過ごせる。

夜には鈴虫が鳴いている。

趣味の少年サッカー観戦。夕焼けを背に走る子供たち。